稼ぎ方には4つの種類があり、それらをキャッシュフロー・クワドラントと呼びます。
4つのキャッシュフロー・クワドラントを記します。
Eクワドラント・・・従業員
Sクワドラント・・・自営業者
Bクワドラント・・・ビジネスオーナー
Iクワドラント・・・投資家
上記は、単にお金の流れを表したものではなく、稼ぎ方を通じて人生の価値観が投影されています。
本文で詳しく解説しますが、それぞれクワドラントごとに考え方、使う言葉が異なります。
私が、2013年に起業のために勉強したお金の本は、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」でした。
当時の自分にはかなり衝撃的な内容で、時間を犠牲にして得られる収入に限界を感じていた私にとって、お金のバイブルとなりました。
それでは、ロバキヨの本を参考に、キャッシュフロー・クワドラントについて深掘りしていきます。
目次
お金には4つの流れがあります【稼ぎ方=価値観】
上記の画像を見ながら、読み進めてください。
キャッシュフロー・クワドラントの種類と傾向
冒頭でも書きましたが、お金の流れ=キャッシュフロークワドラントといい、4つの世界に分けられます。
Eクワドラント・・・従業員
Sクワドラント・・・自営業者
Bクワドラント・・・ビジネスオーナー
Iクワドラント・・・投資家
右側(E.S)と左(B.I)のクワドラント(世界)は、国や宗教が違うくらいに価値観、共通言語が異なります。
価値観、共通言語は以下のように定義します。
- 価値観・・・大切にしているものの順番、優先順位
- 共通言語・・・言葉の定義
それではE.S.B.Iについて、それぞれ解説していきますね。
Eクワドラント(従業員)←労働収入
✅Eクワドラントの特徴まとめ
価値観・・・安心・安全・保証
口癖・・・でも、だって、やっぱり、危ない、リスクだ、家族が、嫁が、旦那が、上司が、部下が、社会が、国が
仕事・・・会社員(サラリーマン)世の中の80%がここに属している
時間・・・超不自由、コントロール不可
税金・・・コントロール不可能
収入・・・時間を売って生活費を稼ぐ
Eクワドラントのなり方・・・学校で教えてくれる
責任の取り方・・・無責任、常に他者責任、責任を取りたがらない
リスクの取り方・・・リスクを取らない
時間を切り売りすることで、報酬を得ています。
税金が一番高く、国が搾取するために存在していると言っても過言ではないクワドラントです。
自分でコントロールできることが、ほぼありません。
Sクワドラント(自営業者)←労働収入
✅Sクワドラントの特徴まとめ
価値観・・・独立、ナンバーワン、趣味、能力によって時給を高めたい、自分のために働きたい
口癖・・・私が、俺が、自分が
仕事・・・士業、タレント、芸能人、スポーツ選手、スペシャリスト、ワンマン社長
時間・・・人による
税金・・・ほぼコントロール不可
Sクワドラントのなり方・・・学校で教えてくれる
責任のとり方・・・自分で責任をとるか、専門家に任せる
収入・・・時間と能力を売り、労働収入を得る
このクワドラントは能力が高く、自分で全てをやりたい人たちが属します。
雇用されたくない、人に使われたくないという人はSクワドラントを目指します。
認められたい、褒められたい、すごいと思われたいという、力の欲求が強いです。
名誉や権力、肩書きがが大好きです。
Bクワドラント(ビジネスオーナー)←不労所得
✅右側(E.S)のクワドラントが労働収入に対し、左側(B.I)は不労所得になります。
価値観・・・ALL WIN、仕組みを構築する、人材育成が好き、仲間
口癖・・・ALL WIN、世の中をもっとよくする、貢献、システム、仕組み、チーム、自立、長期的、優秀な人材に協力してもらう、自分より能力の高い人を集めて代わりにやってもらう
仕事・・・不動産オーナー、フランチャイズオーナー、MLM、ネットビジネス(仕組みを作る人)
時間・・・事業が大きくなるほど、自由な時間ができる
税金・・・最大限コントロール可能
収入・・・無限大の権利収入、不労所得
Bクワドラントのなり方・・・学校では教えてくれない
リスクの取り方・・・リスクヘッジを考えながらリスクをとる
Sクワドラントの「自分が働く」とは大きく異なる価値観で、自分のために仕組みに働かせます。
Bクワドラントは労働収入ではなく、「権利収入」「不労所得」を得ています。
権利収入は労働収入の、4倍の価値があります。
Iクワドラント(投資家)
✅investor(投資家)を意味します。
価値観・・・お金に働かせる、仕組みを構築する、人材投資、株式会社に投資する
口癖・・・お金でお金を生み出そう、 何に投資する、 機会を待つ
、長期的、短期的
仕事・・・投資家
時間・・・事業が大きくなるほど自由な時間ができる
税金・・・最大限コントロール可能
収入・・・無限大の権利収入
Iクワドラントのなり方・・・学校では教えてくれない
リスク・・・リスクヘッジとレバレッジを考えながらリスクをとる
ほぼ、Bクワドラントと同じです。
違いは、仕組みを作るBとは違い、Iクワドラントはお金でお金を生み出します。
Bクワドラントで仕組みを作り権利収入を得た後、そのお金を株式投資や事業投資などに充てます。
出資者といわれる人はここですね。
【深掘り】お金には4つの流れがあります。稼ぎ方は価値観
さらに深掘りして、時間とお金の自由度、細かい特徴などを買いていきますね。
Eクワドラント
Eクワドラントには、時間とお金の自由は全くありません。
Eクワドラントの働き方、価値観は「奴隷」と似ています。思考停止して、雇用主に従うことで生活費をもらいます。
自分の意見は基本的に持たず、「それが普通だ」「これが社会だ」と自分に言い聞かせています。
現在の学校教育は大量生産の時代に沿って作られています。そのため、個を殺し、みんなと同じことをやり、自分を犠牲にして働くことを美徳としています。
基本的に受け身で指示待ち、そして責任転嫁のプロです。
常に自分以外に何か(国や会社、家族など)のせいにして責任から逃れようとする、被害者意識を持っています。
リスクは取らず、安定した会社で高収入をとることが全てと思っています。
仕事の選び方、判断基準の特徴です。
- 危険がなくて安定していて、給料がよくて福利厚生のしっかりした会社
- 月給、時給、年収いくらか
常に何かに依存して、見返りを求めているクワドラントです。
Sクワドラント
時間とお金の自由度は、人によります。
たとえば、カリスマ弁護士の場合、仕事はたくさん入ってきてお金も稼げますが、時間の自由はありません。
一方、人気のない弁護士は仕事がないので、時間はあってもお金はありません。
どちらかしか手にできないのが、Sクワドラントです。
成功すればするほど時間の自由がなくなります。税金コントロールが難しいクワドラントです。
世の中はゼロサムゲームだと思っていて、完璧主義者で、自分が常に正しいと思っています。
自分がトップに立ち、人を支配することに快感を覚えます。
人を信頼せず、人に任せることが苦手です。
自分が動かないと仕事が回らないので、いつまでも現場を離れることができません。自分が動くのをやめたら収入は止まります。
健康を害している人が多く、早死にリスクがもっともあるクワドラントです。ちなみに、平均寿命は56歳です。
自分を商品にしているので、勝ち負けの意識がかなり強いです。
誰かを蹴落とすことで、自分がのし上がろうとします。そのため自分が勝つことだけを考えています。
自分の後を継ぐ人材(コピー)を作ることができません。
Bクワドラント(ビジネスオーナー)
右側と左側のクワドラントでは、時間とお金の自由度はかなり変わります。
Bクワドラントは、無限の不労所得を得ることが可能です。
しかし、不労所得を得られるようになるまでは時間と労力がかかり、仕組みの構築中は一円もお金が入りません。
Eクワドラントのように、すぐに給与は支払われないのが特徴です。
しかし、Bクワドラントは常に世の中が良くなることを考えているので、目先の収入に踊らされることはありません。
みんなが良くなることに強い目的と情熱・意欲があるので、たとえ何年も収入にならなくてもやり続けます。
働かないで楽をしていると思われがちですが、働かなくてもいい仕組みを作るのがBクワドラントです。
Iクワドラント(投資家)
時間の自由度は、投資家によって変わりますが、基本的にはBクワドラントと同じです。
投資家はメンタルがかなり強いです。
分析と、数字に強く、マニアックでオタク、職人気質です。データや分析を金にかえるプロです。
リスクを常に取ります。情報が命なので、強いネットワークを持っています。
あまり人前には出てきません。刺激を求めて大金を動かします。先見の明があるのも特徴です。
まとめ
4つのクドラントについて、まとめました。
このサイト記事は、クワドラントを多用した記事が多いので熟読して完璧に覚えてください。
大事なことは、「どのクワドラントが正しいか」ということではなく、「あなたはどのクワドラントの価値観が好きか、また、目指したいのか」ということです。
オススメはBクワドラントで、不労所得を得て、得たお金を投資に回し、お金でお金をさらに増やすIクワドラントになる道です。
クワドラントの選び方については、下記の関連記事をご覧ください。
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