サイト作成を始めたとき、最初に訪れる難関が「記事が書けない」です。多くの人が記事をかけずに挫折し、サイト作成をやめてしまいます。
そんな人に朗報です。
「結論から書く」これを意識するだけで、記事は簡単に書けるようになります。
私も3年前に記事を書き始めたときは、「何を書いたらいいかわからない」、「書いても何が言いたいかわからない」、「ダラダラ書いてしまう」といった状態でした。
講師に書いた記事を提出しても添削をしてもらえることはなく、「書き直し」で返却される絶望の日々・・・
しかし、「結論から書く」この方法を意識するようにしただけで、記事が書けるようになったのです。
とはいえ、サイト記事を書くには多少のスキルは必要になりますし、習慣化するまでは努力が必要です。
今回は、サイトを作り始めたけど記事が書けなくて悩んでいる人に向けて、書く技術が上達する方法を解説していきます。
目次
サイト記事の書き方のコツは、結論から書くこと
最重要:結論から書く
記事は必ず、結論から書き始めましょう。
では、例題で見ていきましょう。
(何が言いたいか分からない、読まれない文章)
「今日は天気が良かったので、たけしくんとピクニックに行きました。お弁当はサンドウィッチとおにぎりを作って持って行きました。
美味しかったです。たけしくんといい雰囲気になり、キスをしそうになったのですが、たけしくんの歯に青のりが挟まっていて笑ってしまいました。
それが原因でたけしくんと気まずくなり、お別れすることになりました」
(何が言いたいかわかりやすい、読まれる文章)
「私は、たけしくんに振られました。原因は、キスをするときに笑ってしまったからです。なぜ笑ってしまったかというと、たけしくんの歯に青のりが付いていたからです」
2つ目の文章は、結論から書かれているので、その先の展開が気になりますよね。
記事には3つのNOTがあります。
[box class=”blue_box” title=”3つのNOT“]- 読まない(Not Read)
- 信じない(Not Believe)
- 行動しない(Not Act)
そもそもユーザーは、あなたのことを知らないので、あなたの記事には興味がありません。
最後まで記事を読まないため、まずユーザーにあなたの書いたページに立ち止まってもらう必要があります。
ユーザーのサイト内における行動は、下記の3つです。
- 「すぐに」解決策を知りたい
- ダラダラと前置きがあると、最後まで読まない
- 興味のあることが最初に書かれていないと「戻る」ボタンを押す
何かしらの解決策を探しているユーザーは、短時間ですぐに方法を知りたがります。
結論から書くことは、ユーザーの求めている情報を先に与えることになります。そうすると、記事を読んでもらえる可能性が広がります。
結論から書くとメリットを3つにまとめました。
- 何について書いている記事かが一瞬でわかる
- ユーザーの知りたい情報を先に伝えられる
- 興味を持たれ、最後まで読まれる
このように、結論から記事を書くだけで、ユーザーがあなたのページから離れることを防げます。
練習:日常的に結論から話す習慣をつけよう
日本語が母国語だと、「結論から話す」という習慣がないので、慣れるまで苦労するかもです。
日本語はそもそも、「どんなに話をしても結論が出ない言語」です。
「昔々〜あるところに〜おじいさんとおばあさんがいて、おじいさんは芝刈りに、おばあさんは洗濯に〜」と、いつまでたっても結論が出ません。
「○○で〜なんとかんとかで〜だけどなんとかかんとかで〜多分○○だと思います〜」
よくある話し方なんですが、「結局何が言いたいの?」ってなりますよね。
しかし、英語の文法だと結論が最初に来ます。
「僕は踊りたい。君と」こんな感じです。
素早く何が言いたいのかわかるし、どうしたいのかがわかります。まず「聞いてみよう」となって、さらに深く理由を知りたくなります。
少し練習が必要ですが、普段の会話から「結論から話す」を意識してみるといいでしょう。
サイト記事の書き方①PREP法
では、実際に記事を書くスキルを紹介しますね。
記事構成は
- 序章
- 本文
- 行動を促す文章(マネタイズ)
大まかに分けるとこの3つです。
3は難易度が高いので、今回は1と2について解説していきます。
記事の序章で使うテンプレ
序章を書くときに実際、私が使っているテンプレです。
- ユーザーの悩み
- 悩みの解決法
- 解決できる根拠
記事を書く前に、上記3つをテンプレートしておきます。
慣れるとテンプレートがなくても書けるようになりますが、最初のうちはあった方が書きやすいです。
上記3つを最初に書いたら、次は箇条書きでいいので、ざっくり情報を埋めていきます。
(ユーザーの悩み)
→どうやったら記事を書けるようになるんだろう。コツはあるかな〜
(悩みの解決法)
→コツは、結論から書くことです
(解決できる根拠)
→私も書けなくて1記事10回は書き直していました。1ヶ月に1記事しか書けなかったが、結論から書くようになったら1日1記事を書けるようになりました。
こんな感じです。
本文の書き方はPREP法を使おう
いよいよ本文の記事構成です。
少し専門的になりますが、記事の書き方は「PREP法」というのを覚えておくと良いです。
解説していきますね。
- Point 結論(主張)
- Reason 理由(根拠)
- Example 具体例(体験談)
- Point 結論(主張)
PREPテンプレを作成し、書く情報を先にまとめる
ここでもコツは、まずテンプレを先に作ってしまうことです。
(Point)
老後資金は、投資で準備しましょう。
(Reason)
なぜなら政府や会社に依存していると、老後資金2000万円を用意することは不可能だからです。
(Example)
たとえば、預貯金に頼ってもお金は増えません。日本の銀行の金利は現在0.001%です。
この金利では、預けたお金が倍になるのは約7万年後の計算です。では、働けばいいかというと、そうではありません。
人工知能や、外国人に仕事を取られていき、働きたくても仕事がなくなる時代になっていきます。
つまり、会社の給料や預貯金だけでは老後の準備はできません。
(Point)
このようなことから、預貯金や複数の仕事を掛け持ちすることでは老後資金は用意できません。老後資金を準備するためには、投資をすることが必要であるとお分かりいただけたかと思います。
ここまで埋まれば、あとは文章に肉付けをするだけです。
記事は、書き方の「型」さえ覚えてしまえば、あとは「慣れ」でいくらでも量産できるようになりますよ。
慣れさえすれば、パソコンの画面とにらめっこして時間だけがすぎていく・・・なんてことは卒業できます。
サイト記事の書き方②ユーザーにとって有益な情報を書こう
好きなことではなく、ユーザーにとって有益な情報を書く
多くの人がやってしまっているのは、ユーザーのニーズに答える記事ではなく、好きなことを書いています。
ブログとか、エッセイとかでしたらそれでもいいかもしれません。
しかし、あなたが有名人でない限り「今夜の夕飯は肉じゃが♪」とか、かなりどうでもいい話です。
ユーザーの悩みを解決する記事を、意識して書きましょう。
具体的に意識することをまとめました。
- ターゲットを絞る(年代、職業、立場、環境)
- 何のため、誰のための記事か
- 日記ではなく、ユーザーに有益な情報を伝えることを考える
- 過去の自分を救うイメージで(3年前くらい)
例えば、「手紙」アンジェラ・アキ という歌は、上記に掲げた4つのユーザーのニーズを満たしています。
ターゲット→15才の自分
何のため、誰のため→15才の自分を救うため
日記ではなくユーザーに有益な情報
→「自分を信じて、笑顔で進もう。全てに意味があるから大丈夫」
(多感な時期におこる、未来への不安、とまどい、辛いときの乗り越え方が書いてある)
過去の自分を救うイメージ
→「大人になっても辛いことはあるけど生きてるよ、だから大丈夫」と寄り添っている
出典:うたまっぷ
このように、未来の自分が過去の自分を救っている歌であることがわかります。
記事も同じように、悩んでいるユーザーに寄り添い、救ってあげることが大事です。
まとめ:記事の書き方のおさらい
では、記事の書き方のまとめです。
- 結論からかく
- PREP法に情報をまとめる
- 書きたいことではなく、ユーザーの問題解決をする情報を意識する
- 過去の自分を救うイメージでかく
上記を意識して、記事を書いて行きましょう。
あまり難しく考えなくて大丈夫です。
完璧は求めず、5割程度の完成度でまず書いてみましょう。
例外:伝わる魂のプレゼン
下記に、ライティングの基礎知識がなくても琴線に触れ、読む人の感情を動かす文章がかけるコツをまとめたツイートを添付しておきます。
私の実例も貼っておりますので、参考にしてください。
コピーライティングの概念を知らなくても伝わる文章がある。それは「魂のプレゼン」
画像の記事はライティング知識がゼロのときに10分程度で書いたものだけど、たくさんの人の心に響いた
ライティングの上達法は次のツイートに→#社会的養護 #毒親 #養護施設#小児期の逆境的体験
#文章力 pic.twitter.com/9D8oRg6Ue8— Minako Onozawa (@movement375) February 20, 2021