【断言します】 水商売あがりは独立して失敗する話【コピー作りが大事】

水商売にも限界があるなぁ。そろそろ自分のビジネスを持ちたい。起業したいんだけど、水商売しかしたことないしなぁ。

よし!独立して自分の店を持とう!売り上げの大きいお客さんもいるし、なんとかやっていけそう!

こまったにゃん
こまったにゃん

水商売(夜の蝶の方)をしていた人が、漠然とした「経営してみたい」、「起業してみたい」という気持ちで独立すると100%失敗します。

今回は実例とともに、具体的に飲み屋上がりが経営に向かない理由と、うまくいくためにするべきことを解説していきますね。

目次

水商売上がりが独立に失敗する最大の要因

手っ取り早く店舗経営に手を出しがちですが、失敗します。

事業にはフェーズがありまして、

  1. 現場で売り上げを作り、その道のプロになる
  2. あなたのコピーを作る(しかも、たくさん作る)
  3. あなたがいなくても現場が回る

ざっくり言うと、こんな感じです。

老舗100年とか、100億円企業のレベルになると、さらに社会貢献などミッションレベルが高くなっていきます。

フェーズはもっとありますが、まずは基本として上記を押さえておきましょう。

ビジネスの基本は、「自分が抜けても回る仕組みを作る」です。

つまり、必然的に人材育成が必要不可欠になります。

しかし、水商売上がりは人材育成能力がありません。

業界的に避けれないことなのかもですが、個人で売り上げを作り戦い、勝ち続けてきた人は、自分が勝つことしか頭にありません。

その他に、飲み屋上がりが手を出すビジネスの王道は、流行りの店を出すケース(マツエクサロン、エステなど)があります。

今だったらタピオカとかですかね。(さすがにないかもだけど例として)

現在流行っているお店は、人々のニーズを長期的もしくは、永続的に満たすものかどうかを見極めなければいけません。

出店は簡単ですが、最重要なのは継続です。

継続には、必ず人材育成が不可欠となります。

ネイルサロンの例で見てみよう

ネイルサロンは流行りのビジネスではありますが、技術がないと存続できません。

流行りに乗って出店しても、軌道に乗れないサロンがかなりあります。

生き残るには、他店と差をつける圧倒的な技術が求められ、次に技術を教える能力が必要です。育成、教育です。

実は、デザイン力だけでは勝ち残れないビジネスです。

絶対に爪に傷をつけずに剥がれないジェルネイルをする技術があっても、あなた以外にできる人がいなければ売り上げは増やせません。

それに、自分が現場に立ち続けることになりますよね。

「流行りや好きなことをやる=経営がうまくいく」は、比例しません。

飲食店など店舗経営は、目先の売り上げが立つことから「なんとかなる」と思いがちです。

初期投資はかかりますが、毎日の売り上げで現金が作れてしまうからです。

とくに、飲食店は水モノ商売。いつ、どうなるかわからないコントロール不可能なビジネスです。

[box class=”blue_box” title=”水商売上がりが経営に向かない理由”]
  • 本人の人間力の向上意欲がない
  • 店舗経営に人材育成能力が必要なことを知らない
  • 「客を持っているからイケる」と安易な動機で、飲食店を出してしまう
  • 大きなキャッシュができると、とりあえずで流行りの店舗経営に手を出しがち
  • 実は店舗経営はコストとリスクが高いことを理解していない
[/box]

これらを知らないことが、失敗の要因です。

水商売が、独立に失敗しないためにしておくべきマインドセット

「やり方」の前に「在り方」を整えよう

お水上がりは、「売り上げ=エライ」の世界に生きているので、「それ以外は評価に値しない」と言う価値観を持っています。

そのため、売り上げ至上主義でお店の切り盛りをしガチです。

飲み屋で売り上げて認められることと、経営をすることは、中国語とスワヒリ語くらいに異なる世界です。

お水上がりは、下記のマインドセットをしましょう。

  • お店を出すなら責任を持つのは当たり前で、自分のことを特別エラいと思ってはいけない
  • 自から集客をするのは当たり前で、特別エラいと思ってはいけない
  • プレイヤーではなくプロデュース側に回る覚悟(自分が前に出る目的ではなく、次世代を育成する目的)

飲み屋での過去の栄光にしがみつくのはやめましょう。

あなたがどんなにトップホステスだったとしても、ゼロから始めるお店では全く関係のないことです。

スポットライトを浴びたいだけだと、従業員を雇っても「私を輝かせるためのコマ扱い」をしがちです。

このようなマインドの人は、お店の経営者になるべきではありません。

自分至上主義マインドは雇われに戻って、チヤホヤされていればOKです。

もしどうしてもやりたいなら完全ワンオペでやれば平和です。

水商売が独立に失敗するマインドと、成功するマインド

まとめて比較しますね。

やってもらって当たり前と思う→当たり前を捨て、感謝と謙虚さ、素直さを常にもつ

売上史上主義の思考を止めるみんなのおかげで売り上げたってると感謝する

自分が主役思考を止める(一番ちやほやされたいなど)自分の時代は終わりと認めて、次世代にお客さんをつなげていく

お金を出す、使うがえらいは通用しない感謝と謙虚さ。みんなのおかげで成り立ってることを忘れない

意にそぐわなければ排除→個性を理解し、育成する

私が責任とってるんだけど!誰のおかげだと思ってるの!→経営者なら責任はとって当たり前。取りたくないならやるべきではない

私がルールだから!決まりは決まり!→ルールには明確な目的と理由をつけて、常に情報を共有する

すぐに感情に支配される→感情コントロールをする

権力行使をすぐ使う→従業員の話を聞く(傾聴)、コミュニケーションを常に取り良好な人間関係を築き助けてもらう

お水上がりは、感情的で、人を支配し、自分の思い通りに全てをコントロールしようとしがちです。

経営は、お水のように売り上げがあれば許される世界ではありません。

まずは、人間力を磨くことから始めましょう。

体験談:お水上がりの“自称経営者”からうけたウザい話

スペック:25歳、銀座上がり、「経営をしてみたいという理由」で雇われママで飲食店open1年目

性格:説教したがり、男の前では物分かりのいい子を演出、「義理堅い」と言われたい、人より優位に立っていたい

出会い:Bar375を経営していたとき、バー経営仲間の紹介で知り合う

使用頻度:週2くらいで使わせてもらっていた。営業ではなく純粋に使いやすかったことが理由で、営業目的ではなかった(そう伝えていた)

彼女は、わたしの店が合っているタイプではないとわかっていたので、来店を断っていました。

飲食の「いってこい」は、無意味なので。

しかし、彼女は、「義理堅い自分」を演じ、それを周囲に口コミをしてもらいたいため、無理にでも私の店にきていました。

営業してもないのに…笑

出来事のあった日は、Bar375が移転のため一時閉店をする日でした。

移転先が未定だったこともあり、彼女が「うちの店でバーやりなよ〜使ってよ~」と持ちかけてきたんですね。

かなりの泥酔で・・・

酒の席での新しい仕事の話は、改めて打ち合わせをさせてもらっています。

そのときも、「お酒の入っていないときに改めて打ち合わせをしましょう」と伝えていました。

そして、会計、おかえり・・・

すると退店後に、「会計あってます?」のライン。

伝票を写メし、内訳を説明すると

「今後うちの店使うのに、この会計でいいと思ってるの?」という趣旨のラインが…笑

勝手にきて、勝手にボトルを入れたあげく、勝手にビジネスを持ちかけられ、勝手に決まったことになり、勝手にブチギレるという謎の状況・・・

後日、共通の知人に「あのやり方はないだのかんだの〜」と騒いでいたそうですが、あんただれなの?(笑)

水障害上がりはとにかく、感情的で、被害妄想激しめで、都合が悪いとキレればいい、自分が一番エラいと思っているんだなぁと確信に落ちた出来事でした。

若さと女だけで勝ち続けるには限界がありますので、彼女の健闘を祈ります。

まぁ、こんなだから「飲み屋あがりの経営なんてwww」とか言われるんですよね。

一番の被害者はこのような人の元で働く従業員です。

まず、「何をするか」(やり方)ではなく「あなたはどのような人間なのか」(在り方)、この部分を見直すことが大事ですね。

水商売の独立でも、感謝を忘れなければそこまでの失敗はしない

うまくいかない全ての理由は「感謝の欠如」です。

色々書きましたが、結局ここが肝ですね。

逆張りで、自分に能力がなくて、感謝さえ忘れなければ協力者や助けてくれる人は集まってきます。

この世の中には「当然・当たり前」は存在しなくて、全て奇跡の集合体です。

あなたが今この記事を読んでいるのも奇跡なんですね。

経営には高度なスキル、テクニックが求められるのは事実です。

しかし、スキルは二の次でして「自分の能力がどれだけ高いか」ではなく

✅あなたの周りにどれだけ能力の高い人が集まるか
✅協力者や、助けてくれる人がいるか

ここが重要です。

スキルを勉強しつつ、どんなときでもあなたが周囲に感謝を持てる心を養いましょう。

スキル < 感謝

です。

感謝さえあれば、どんなスキルを学ぶよりも能力が高くなる話

時間管理、経理、現場力、集客力、スタッフ育成力・・・かなり高度な技術ですよね。

しかし、これらを一発で習得する必殺技があります。

それは、「感謝をする」ことです。

時間にいつもルーズ→感謝→ルーズになれるほど時間に余裕があるのはありがたいな、今度から時間の使い方を見直してみよう

自発的に時間の使い方を学ぼうとする
→時間管理を習得

お金にルーズ→感謝→ルーズになれるほどお金に余裕があるのはありがたいな、今度からお金の使い方を見直してみよう

自発的にお金の使い方を学ぼうとする
→金銭管理を習得

スタッフに文句がある、言うことを聞いてくれなくて困る→感謝→いつもオープン作業からしてくれているお陰で、私は他の仕事に集中できる。

たくさんお酒も飲んで売り上げ手伝ってくれてありがたい。無理させてるかもしれないから、文句を言う前にまず感謝を伝えよう。

ご飯に連れて行こう→人間関係良好

「感謝」ができるだけで、世界が180度変わっていきます。

感謝の力は絶大です。

問題の根底には、いつも感謝の欠如があるということを覚えておきましょう。

正しさを自分のなかに持った瞬間から、感謝の欠如です。

周囲に文句があるときは、感謝の欠如です。

感謝の質を磨きつつ、スキルの習得も頑張ってください。

水商売に限らず、どんな仕事にも該当する記事ですので、ぜひ参考にしてくださいね。

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