こういった疑問に答えていきます。
信頼される経営者には、必ず共通の条件があります。
- 言行一致、有言実行
- お金と時間と期限を守る
- 適材適所ができる
あなたが従業員から信頼されていないとしたら、これらの条件を満たしていない可能性があります。
それでは、1つ1つ解説していきますね。
目次
信頼される水商売経営者の条件①有言実行で一貫性があること
信頼される経営者は、言行一致で有言実行です。
言行一致とは、思考(考えていること)、言葉(言っていること)、行動(やっていること)が一致していること言います。
実例「ホステスあがりのオーナーママが立ち上げた新規スナックオープン1年目の話」で、解説していきますね。
思考:自分がちやほやされたい。自分を持ち上げて欲しい。自分が一番でありたい。
言葉:客単価1万の新規客を増やし組数をあげたい、ホステス時代のお客さんは淘汰したい。地元に愛されるスナックにしたい。
行動:客単価が高い人順に優先順位をつけて接客。新規客が来ても対応せず、客単価が低いと冷たいまなざし。挨拶すらしない。どんなに柄が悪いお客さんでも売り上げになるなら優先する。
キャストが集客しても感謝せず、むしろ客の文句を言う。売り上げの大半をヤクザ系の太客に頼る。新規顧客の獲得や、固定キャストのリクルートをおろそかにする。
一貫性が全くないですよね。
どんなに言葉で建前を取り繕っていても、行動が本音を表します。
キャスト第一と言いながら、良いことは自分のおかげ、悪いことは全てキャストのせいという、やばいやつです。
信頼されたいのなら、一貫生を磨きましょう。
有言実行
有言実行とは、言ったことをやること、した約束は必ず守ることです。
学生時代から「英語を教えるビジネスで成功する」と断言している友人がいます。周囲からは「そんなの無理だ」と鼻で笑われていましたが、その友人はわずか2年ほどでその夢を叶えました。
「言ったことをやる」威力は絶大で、圧倒的に周囲からの信頼をかちることができると同時に、自己信頼度も上がります。
信頼される経営者の条件②「お金」「時間」「期限」を守る
他に何かできなくても、これさえ守っておけば信頼されます。
お金
ケチとか細かいという意味ではなく、お金の管理能力の話です。
こちらも実例ですが、スナックで女の子は飲んだ分だけドリンクバックがつくシステムです。
しかし、オーナーが個人的にお金をとりたくない、取れないお客さんが来店するとこうなります。
- オーナーの地元の友人が来店するが、正規の値段を取りたくない、取らないと言い始める
- キャストがお客さんからいただいた分のドリンクは、売り上げ成績としてカウントされない
- つまり、値引きしている席につくとキャストはいくら飲んでもドリンクバックがつかない
オーナーの自己都合で、正規のお金を取らないとしていますが、だからと言ってキャストが頂いたドリンクのバックをカウントしないのは、話が違いますよね。
「今月は店の売り上げが赤字だから給料なしね!」と言っているのと同じです。
「自分の店だから、何をしてもいい」この考えが、お金に投影されています。
水商売上がりの経営者は、このようなドンブリ勘定や、自己都合での勝手なシステム変更をしがちです。
お金の扱い方、本質の記事にも書いていますのでご覧ください。
[kanren postid=”1321″]時間、期限は厳守する
時間や期限にルーズな人の元では働いてはいけないし、仕事を組んでもいけません。
だらしない、ルーズ、守らなくて当たり前、結構いますよね・・・
しかもありがちですが、守ら(れ)ない理由が、「起きれない」、「時間守れない性格」など、自己中な理由だとかなり問題です。
実例で、お金、時間、期限にルーズな話を紹介します。
実例:給料を振り込まないオーナーの言い訳集
被害者:元キャストM
スペック:28歳。留学する直前までスナックでアルバイトをしていた
経緯:留学したあと給料を取りに行けないので、振り込みを依頼する
元キャストM:気を使って「いつでもいいですよ」と謙虚さを見せる
オーナー:いつになっても振り込まない
元キャストM:振込み確認の連絡を取る
オーナー:「いつでもいいっていったじゃん」「15時までに起きれない、手数料かかるし、めんどいし、私だって大変なのよ!!」とブチギレ、在籍スタッフに愚痴る
え、自己中すぎですw
「15時までに起きれない、手数料かかるし、めんどいし、私だって大変なのよ!!」
→ネットバンキング解説すればいつでも振り込み可能、複数の口座を持っておけば相手の銀行に応じて手数料を無料にすることは可能
オーナーのいう、「できないいい訳」はすべて、工夫すれば解決できる問題です。
そもそも論ですが、給料日に払わないってなんなんだろう・・・期日に振り込んで当然ですよね。なんのための給料日・・・
その後、1ヶ月以上振り込みがされなかったようです。
ベンチャーとか、お水系はこのような経営者が特に多いように感じます。
もっとも信頼が崩れやすいものですが、その反面、信頼が積み上がりやすいのも、「お金・時間・期限」です。
信頼される水商売の経営者の条件③適材適所のプロ
経営は、適材適所と人材育成が仕事
経営者は先のヴィジョンを見越したうえで、数字だけではない部分でお店を把握し、方針を変えつつ、理想の形にしていくことが仕事です。
スタッフの育成なども、経営者の仕事ですよね。
私はお店のママをやっていたとき、立ち上げから関わっていたので、運営方法や、人材育成、店舗の立ち上げ方などを学びました。
本当にいいお店にするには
- 目先の売り上げではなく、長期的な売り上げを作ること
- 数字ではなく、お店にあったお客さんを呼ぶにはどうしたらいいか
などを考えながらお店作りをしました。
お店に限らず、どの仕事にも当てはまることだと思います。
数字重視だと成立しません
1年、3年、5年先を見越し、瞬間ごとにベストな選択をし続けることが大事です。
例えば、週5で通うけど他のお客さんと問題をおこす客がいた場合、①教育をする②思い切って出禁にする、です。
売り上げで見ると週5のお客さんは大事です。しかし数字重視でお客さんを選んでしまうと、いいお客さんが寄り付かなくなってしまうのです。
つまり類友です。下記の記事で詳しく解説しています。
[kanren postid=”1005″]ケンカを仕掛けてくるお客さんが常連だと、お店に対して疑問を抱きますよね。お客さんも自分にあったお店で快適に楽しみたいと考えるので、ストレスのかかる場所を選びません。
このような場合は、数字ではなく思い切って痛客を断捨離する判断も重要です。
目先の数字に囚われてしまう状態を避けるためには、最初に目的とビジョンを設定しておくことが大事です。
そうすると、瞬間の選択を間違えることはなくなるでしょう。
まとめ
信頼される経営者になりたいなら、
- 言行一致、有言実行
- お金と時間と期限を守る
- 適材適所ができる
上記三つを徹底して実践しましょう。
能力や特別高いスキルがなくても、これだけが守れているだけで信頼は積み上げられます。