【賢い消費者になろう】身近にある環境ホルモンリスト

環境ホルモンといえば、ダイオキシンなどが有名で誰もが知っているものです。しかし、知っていてもそれらの危険性を知り、避けようと行動している人は多くありません。私たち普段が生活をしているなかにも環境ホルモンはあふれています。ここでは、環境ホルモンがどのようなものに含まれ、どのような作用があるのかをまとめました。

 

※この記事は2016年に書いた記事です。当時、100記事ほど健康に関する記事を書いていました。2018年10月に、多忙のためサイトの管理が行き渡らず、データごとサイトを吹っ飛ばしてしまったのですが、たまたまクラウドに数記事残っていたので、再度加筆修正して更新しています。

健康ブームで、健康に関する知識はたくさん溢れていますが、本質的な情報は少ないと感じます。
日本は製薬会社と密接な関わりがあり、正しい健康の知識が広まることはほぼありません。基本的に薬を売るために、なるべく医療にかかるように推奨されていますよね。

 

それが、人間ドッグなどのあらゆる検診の数々ですね。正しい情報はネットやテレビにはないという前提を持って欲しいと思います。

 

あなたが「自分さえよければいい」とか、「自分だけは大丈夫」、「自分の体は自分の好きなようにする」などという考えを持つことは、自己中心的なことだと気づいてください。そのような考え方は、大切な人を大切にしていない証拠です。自分だけではなく、大切な人のためにもしっかり向き合い、今後の行動に変化をもたらすことを願います。
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目次

主要な環境ホルモンと、その害についてまとめました

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ダイオキシン

人類が産み出した最強の猛毒化学物質。その毒性は青酸カリの1000倍もあると言われている。サルを使った実験で子宮内膜症の原因物質と考えられた。発ガン性や胎児に奇形を起こすことが疑われている。


ダイオキシンのホルモン作用はエストロゲンの働きをさまたげる
とされており、その作用によって子宮内膜症や尿道下裂を引き起こすと考えられている。また、免疫機能を低下させるため、アトピーやアレルギー症の原因物質とも考えられる。


ダイオキシンは、主にプラスチック製品のゴミ焼却時や化学物質の合成過洗剤などの副生物としても発生することがあり、身近にある様々な日用品から汚染されていることが考えられる。最新の研究では、ダイオキシンの受容体(レセプター)が人体から検出されたとの報告がある。


ダイオキシンは焚き火でも発生する化学物質である。ダイオキシンと人類の関係は相当に長い歴史で続いていたとも考えられるが、接触する機会が急激に増えたことが、ダイオキシン被害か拡大、急増している可能性が高い。

 

ビスフェノールA

ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂の原料になる化学物質。ポリカーボネート樹脂は、食器や哺乳瓶、CDディスク、電子機器に使用されている。エポキシ樹脂は缶詰の内側のコーティング剤、塗料、接着剤などに使用されている。


プラスチック製のもの、ペットボトルや日用品の容器によく使われている。「BPA」と表示され、最近では意識の高い消費者が多くなったことで「BPAフリー」と記載されたものも多く販売されるようになった。


高温になると溶け出す性質があるため、食器や哺乳瓶、缶詰、缶飲料などから溶け出して体内に入る。
ビスフェノールAは、エストロゲンとよく似た作用を示す環境ホルモン。子宮体がんのがん細胞を増殖させたり、子宮筋腫の成長を促す環境ホルモン作用がある言われている。

 

フタル酸エステル

塩ビ製のおもちゃ、セロハン、人造皮革などの可塑剤(かそざい)として使われる。また化粧品、ラッカー、接着剤、染料などの揮発剤に使用される。フタル酸エステルはエストロゲンと似た作用を起こす環境ホルモンと考えられている。


胎児が吸収すると生殖器発達障害や発達障害を引き起こす可能性がある。医療用のビニール製の管や袋からフタル酸エステルが溶け出していることがあった。ヨーロッパでは使用規制の動きが強まっている。

 

ノニルフェノール

合成界面活性剤の成分として洗剤やシャンプーに含まれているほか、洗剤や石油製品の酸化防止剤として広く用いられている化学物質。エストロゲンに似た作用を持つと考えられ、乳がん細胞を増殖させるともいわれている。魚の雌雄同体(オスの生殖器官とメスの生殖器官を一つの体に持っているもの)の原因の一つとも言われている。

 

スチレン

スチレンは発泡スチロールの原料。カップ麺の容器からスチレンが溶け出していることが確認されている。エストロゲンと似た作用を持つ環境ホルモンと考えられているが、乳がんの発症に関与していると言われている。

 

PCB(ポリ塩化ビフェノール)

アメリカ五大湖のPCB汚染で知られる。野生動物や周辺住民に数々の障害を引き起こした工業化学物質。日本では1972年に生産が中止された。PCBはダイオキシンに似た構造を持っており、エストロゲンの働きを邪魔する抗エストロゲン作用を持っていると考えられている。生分解性が低いため、生産中止から30年以上たった今でも環境中や人体、妊婦の胎盤などから検出されている。

 

DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)

有機塩素系の殺虫剤で、広域散布の農薬として大量に使用された。世界中で野生動物に生殖異常の被害。日本では戦争直後の衛生状態が悪い時代、シラミなどの防疫対策として用いられた。日本では1971年に販売を禁止され、1981年には製造、輸入、使用禁止の法令が制定されている。


しかし残留性が強く、今でも土壌や人の体内から検出されている。また東南アジア諸国では未だにDDTを農薬として使用する国が多い。食物連鎖を通じて生態萎縮されることもわかっている。

まとめ

上記にあげた環境ホルモンはごく一部です。環境ホルモンはとくに発泡スチロールやプラスチック製品に使用されていることが多く、生活必需品のなかにも多く含まれています。

 

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「環境ホルモン」を正しく知る本 

吉田 昌史 中経出版 (1998/08)

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危険性がわかっていても尚、使用され続けている国や危険性を認められていない成分もあります。また、動物実験では健康被害が判明していても人体への害と関連付けられていないものもあり、食品などにも多く使われています。こういった事実を知り、環境ホルモンの被害から身を守っていくことが大事です。

 

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