わたしたちにできる支援とは何かを考える

支援って寄付とかではだめなの?
JYO
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実際に福祉支援をしようとすると、「何をしたらいいのかわからない」といった状態に陥ります。

その結果、寄付をすればいい、イベントをして子どもたちを招待すればいいといった、表面的な支援になりがちです。

大金を寄付しても使用用途不明なことも多く、実際どこに還元されているのかわかりません。

支援をする側と、子どもたちの生活のズレについて解説していきますね。

支援する側と、子ども達の生活の現場のズレ

子どもたちが育っている現実と、支援しようとする人や社会との意識にズレや距離が生じています。

被災地に千羽鶴を送ることは支援ではないと問題に上がりましたが、まさにそれと同じことが教育や福祉現場にも起きているのです。

支援しようとする人や社会と、子どもの暮らし現場での認識のズレを表にまとめました。

詳しく解説していきます。表を下記に記載します。

支援側 施設側
1.物資の支援(古着、etc) 十分足りている
2.寄付金(使用用途不明になりがち)
(例;施設建て替え、etc)
子どもに還元されていない(実感がない)
子どもの進学や返済義務なし奨学金
3.単発の目的不明確の娯楽イベントの開催
(例;施設内イベントなどetc)
施設内で対応できている
(状況によってはネガティブ)
4.就労支援
(例;本質的かつ長期的な斡旋ではない)
子どもによって受け皿に差が出る
子どもたちの可能性に視点をおいた就労支援になっていない

 

1.  古着やおもちゃなど

施設側の理由としましては、服や持ち物など、子どもが自分で選ぶことを大切にしていること、そのための公費が十分に配分されているからです。

物資豊かな時代です。

必要のない支援は施設によって様々ですが、サプリメントやお菓子類などの支援はすでに足りています。

2. 「子どものためになんとかしてあげたい」というボランティア

支援する側の個人的な理想で行われていることがあります。

だいたいが、価値の押し付けになっていて、子どもが拒否反応を起こします。

施設にどのようなニーズ、つまり必要性があるのかを聞いてから活動していなければ、支援活動ではありません。

これは、関わる職員にも同じことが言えます。

「救いたい。なんとかしてあげたい」という視点での関わり方の根底には、子ども達のこと「かわいそう」と見ている傾向にあるため、上から目線です。

「かわいそう」という心理は、相手を下に見ていることになりますので、傲慢で自己満な支援になりがちです。

3. 招待以外の行事、施設でやるバーベキューやコンサートなど

例えば、施設がイベント会場ですと、施設の職員が準備や後片付けに追われます。

結果、子どもの対応が後回しになってしまいます。

もはや、何のためのイベントなのか分かりません。「やる側の自己満足」だと感じることも多いく、本末転倒です。

それならば、好きなアーティストのコンサートのチケットや、ディズニーのチケットを寄付などの方がよっぽど支援になります。

また、「目標達成をゲームで感じて可能性を見出そう」「願いを書いてろうそくの火で灯そう」などの、一見、楽しく何かのために見えるようなイベントの開催を申し出られることがよくあります。

しかし、そのほとんどが主催者の自己満足です。

子どもに提供することだからこそ、慎重に考えなければいけません。

また、「福祉活動」に色眼鏡で近寄ってくる企業や人もとても多いです。

4.  就労支援

特別支援学校は学校の支援と就労先の繋がりが強く、基本的には学校主体でやっているようです。

ただ、特別支援学校に行くほどではないけど支援が必要なレベルの子で、施設にいるためにとりあえず高校進学を選択している子はなかなか難しい現状にあります。

また、就労支援を行なっている企業はありますがその子がどうなりたいか」や「可能性」を見て判断することからは、掛け離れている現実があります。

その子の可能性を見ていると言いながらも、基本的に持っている可能性の「判断基準」は「適性検査」だからです。

「資格取得のためのスクールや就労あっせんなら支援したい、出来る」と言われることも多くあります。

「生きていくためには仕事が全て」というイメージが強いからでしょう。

社会的養護の子ども達の就労支援とはいえ、もちろん、事業として売り上げを立てることは重要です。

利益は会社を運営していくためにも必要なものですから、気にしなければいけません。

しかし、一人一人と向き合い、その子にあった支援をしていなければ意味がありません。

利益ばかりを重視した就労支援をする企業も多く、大人や社会の都合で「支援」という言葉を振りかざした自己満足に、子どもが振り回されている現実がたくさんあるのです。

支援をしていく人や社会は、本質的かつ長期的に判断していくことが必須です。

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