
結論、お金があっても幸せにはなれません。幸せになるためには、お金を人のために使いましょう。
こんなことをいうと、「何だよ、精神論かよ」と言われそうですが、事実だと思います。
私は10年ほど東京で暮らしていて、フリーランスで飲食経営や流通業などに携わってきて感じますが
「お金を持っている人ほど不幸そう」
これが結論です。
東京の特徴かもしれませんが、お金=幸せではないな、とみて、自分でもそれを感じてきたのでお金があっても幸せではないです。むしろお金が増えれば、不安や不幸は増幅します。
お金に幸せにしてもらおうと言う考え方は、不幸になります。
私は、年収1000万を超えても、一瞬で500万円稼いでも幸せとは思えず、しかも心に平穏がありませんでした。
心の中に満たされない何かがあり、虚無感は増幅しました。また、お金があることは不安を増幅させたので、精神的に楽なことがありませんでした。
お金を基準に幸か不幸かを判断せず、どんなときも幸せを感じる心を養うことが大事です。
これができるようになると、不幸とは無縁で無敵な状態になります。
でもお金で幸せは買えます

お金で幸せは買えます。ただし、条件があります。お金の正しい使い方を身につけるべきです。
ではなぜお金で幸せを買えないかというと、幸せな使い方を知らないからです。正しく使えば人生観は変わります。
お金で幸せになるためにはまず、お金を受け取る器を作り、幸せな使い方を身につける必要があります。
幸せになるお金の使い方
- 自分のためではなく、他人のために使う
- 物質的なものよりも経験に使う(人との繋がり、旅行、体験、自己投資)
- 時間を買う
自分のためではなく、他人のために使う
お金は実は自分のためにではなく人のために使った方が幸せになります。
実体験なんですが、 お金をたくさん儲けた時にそれを自分のためのブランドものや高級なものを買ったとしても、あまり幸せではありませんでした。
というのも、 自分を喜ばすためにお金を使っているので、買い物をした一瞬は優越感に浸れるのですが帰ってきた瞬間にその高揚した気持ちが薄れ、 自分のためにお金を使ったことに罪悪感や満たされない感情を抱いてしまうことがありました。
少し専門的な言い方をするとお金はエネルギーですので、循環させなければいけません。 つまり自分のところに入ってきたお金を自分のために使うということは全部循環が自分のためだけなので、外に出ていくエネルギーがありません。
分かりやすく言うとストレスをため込んでしまう人は、どんどんどんどんエネルギーが家にこもっていてしまいま。 しかしそのストレスを発散する時というのは、カラオケやお酒でパートしたり人に会ったりなどアウトプットという工程があるかと思います。
ストレス発散というのは必ずアウトプットがになっていると思います。
つまりお金も同じで、自分のところに入ってきてインプットしたお金を、人のために外に出すアウトプットという作業をしない限り、お金の価値が生まれません。
いつもと違う使い方をすることでお金で幸せを買えるようになるかもしれません。
非社交的になっていくと不幸になります。お金は人生を滅ぼし友人関係を壊すだけではなく、人は非常に利己的な性格に変えてしまう。そうなると私たちは自分のためにしか行動しなくなっていきます。
私たちがお金で幸せになれない、 いつも自分のためにというお金の使い方が間違っているからかもしれません。
このお金って何のために稼いだんだろう、自分の喜ばすためにだけに稼いだのだろうか、と疑問に思ってしまいます。
しかし不思議なもので、人のために使ったお金というのは額にかかわらずとても幸福感があります。
これについてはハーバードの大学の研究で結果が出ているので転載しておきますね。
そこで人々がもう少し他の人のために お金を使うようになったらどうなるのかと考えてみた。
つまり人付き合いを避けるのではなく、 人付き合いを積極的に行なったらどうなるのか。
同じ5ドルでも他人のためにコーヒーを買ったか自分のためにコーヒーを買ったかでは構造が違った。 同じ買い物でも人のためにコーヒーを買った人の方が幸福度が高かった 。
5ドルを使おうと20ドルを使おうと変化はなかった大差なかった料金の差ではないことが分かった。
本当に肝心なのは自分のためではなく誰かのために使ったという事実です。
同じ事でも自分のためにコーヒーを買うか、相手のためにコーヒーを買うかでは幸福感が全く違います。そして寄付などの文化があるところは幸福感が高く、逆に人のためにお金を使わない人は幸福感がとても低かったという世界的なデータも出ています。
お金は天下の回りもの、お金は水物などといいますがそれは本当です。
お金は自分のところで止めるのではなく、必ず大切な人や友達または有意義なものにつかっていくことが大事です。
物質的なものよりも経験に使う(人との繋がり、旅行、体験、自己投資)
お金は実は目に見える形のあるものなどに使ってもあまり幸福感はありません。
先ほども少し書きましたが、物を買ったとしてもその買った瞬間が気持ちいいのであって後々家に帰ってなんでこんなものを買ってしまったんだろうと思ったり、 1度も使わずにリサイクルショップへ出してしまうなどもよくあります。
幸せなお金の使い方の一つに人とのつながりや旅行体験、自己投資などそういったものにお金を使うことが幸福度が上がるとされています。
例えば旅行に行くなどは形には残りませんが、思い出として残ります。
ものはなくなっていきますし、腐ったり壊れたりということがありますが、 旅行や体験などはお金を出しても買えないものだったりします。
その人しか体験し得ないことというのはお金には代えられません。
例えば私は波乱万丈な人生でした。アンダーグラウンドに生きていてとても危険な場所でした。 捕まるか死ぬかのような状態で生きてきましたが、今ではそれは人にとっては有益な情報となり興味を持たれる一つの分野となりました。
アンダーグラウンドに興味を持ったとしてもなかなか足を踏み入れることはできませんし、 踏み入れたからといって私が体験したことと同じことが体験できるかと言ったらそれは違います。
つまり私はお金では買えない体験というものをたくさんしてきました。
あとは自己投資です。 自己投資というのは自分のために何かを買ってあげるというものではなくて、今後の人生に役に立つものや学びになるものや、人の為に今後なっていくであろうというものに投資をすることです。
例えばあなたが勉強をした場合、その勉強した知識を持ってたくさんの人を幸せにするなど、 ビジネスを勉強しあなたがたくさんお金を稼いだら、家族をたくさん旅行に連れて行って幸せにな体験をさせてあげたいなど、 恵まれない子供たちのために何かしてあげたいなどといったことです。
人とのつながりもお金で買えます。
質の良い人脈交流会などは普通に万単位で購入費が交際費がかかります。しかし金額の文に見合った人脈というものはありまして、一万円払ったらそれとに見合った人脈などといった繋がりが持てます。
後は友達に奢るなど、部下に奢るなどそういった普段の感謝の気持ちなど、お友達や大切な人にすることで、あなたの身内が書いてあり人とのつながりが持てたりします。
時間を買う
例えば車で行ったら10分で着くような場所でも電車を乗り継ぎ価値も含めて30分かかるところといったらどちらが良いですか。
もちろん車で行った方がいいですよね。お金で時間は買えます。
30分移動に使うのなら10分で車はタクシーに乗って家に帰った方が生産性が高いです。
特に私はたくさんお酒を飲んだ時に電車で帰ろうとは思いません。
なぜなら朝は特に電車が本数が少ないので、30分以上かけて家に帰っても寝る時間が少なくなります。 特に翌日何か予定が入っていたりすると余計に寝る時間は大事なので、この場合私は10分で1300円ほど払ってお家に帰ります。
そして寝る時間を確保します。
30分電車に乗って価値を含めて40分ほどかけて酔っぱらった状態で300円で家に帰るのと、 10分で1300円払い電車で帰った場合と比べると、30分早く家について寝られることは価値が高いです。
つまり時間を買うというのはこういうことです。
あとは、例えばマレーシアに行ったりする場合安い航空券は、乗り継ぎを入れて28時間などという時間がかかります。 しかし料金は格安です。1万円ほどで住んだりします往復でも3万円だったりします。
しかしANAやJALなどの大手の空港会社を使うと、 直行便7時間でマレーシアに到着できますが、料金は往復安くて5万円、繁忙期だと8万円。またギリギリで撮ると10万円と値段は高騰します。
しかし28時間で行ける場所を7時間で行けるのと、7時間で行ける場所を28時間かけるのとどちらがいいと思いますか。
多くの人が安い方がいいと言うんでしょうと思いますが大事なのは時間です。
お金は正直どうにでも取り返せますが、 時間は一度過ぎたら返ってきません。
そう考えると時間の価値は高く、時間をお金で買うということはとても素晴らしいことでだと思います。
私はブログを書くのでよくわかるのですが、正直家事や掃除をすることが来ても苦痛です。洗濯機を回して干すなども30分前後時間が取られます。
掃除や洗い物など後は料理を作るなどすると、食べる時間も含めると料理の時は3時間ぐらいかかります。
そんなに時間があるんだったら私は仕事をしていたいと思ってしまします。
手っ取り早く5分10文で食べれるもののほうが私はとても助かるなぁと。お金に余裕があるのだったら家事やお料理や掃除などをしてくれる家政婦さんなどを雇うのもとてもいいですね。
また、自分でやらなくてもいいことを金で解決して行った方が生産性はあがりますし、幸福度も上がるという結果が出ています。
幸福感を得るためにはお金の使い道よりも幸福感は誰かのために使ったという事実の方が重要かもしれません。
チームのためにみんながお金を出し合って何かを作った場合は、売上が倍近く上がることが分かっています。
自分の事の為に使うことがダメなのではなく、自分のことに使った場合は幸福では変化がなく、誰かのために使うと幸福度が上がるということです。
自分のために使ったお金とチームを良くするために使ったチームを比較すると、
みんなで一緒に何かを作ったチームは売り上げが上がる
自分のために使ったお金は増えない
チームは金額以上の売り上げをだすという結果があることがわかっっています。
- 自分のために使うよりも、他人のために使うと幸福になれることがわかっている
- 与えられた時間をどう幸福に過ごせるかが大事
- お金の使い方を学ぶ
- 基本的にお金は感情を乗せて使うことが大事である
- お金は幸福感情の増幅装置である
- 貯めていても腐りはしないが、円安や為替の影響により目減りすることがある
お金で買えるもの

ここでは、お金で買えるものを紹介します。
お金は全てではありませんが、幸せを感じるためにお金は必要です。ときには命も買えてしまうこともあります。それでは、どうぞ
健康・医療
健康を保つためには、質の良いものを食べる必要があります。良い食べものを買うためにはお金が必要です。
粗悪なものほど安価で大量に手に入るので、安さに重点を置く人は粗悪なものを選びがちです。
健康に投資するなら余裕のあるお金が必要です。
金銭的な問題がなければ、受けられる医療に限界はありません。
例えば、渡米して行われる移植手術や、最先端医療などです。これは、お金で命を買えるかどうかに直結していると言えます。
空間・環境
居心地のいい空間や環境を整えることができます。経済的に余裕がない場合、住む場所や質は選べません。
極端ではありますが、4畳半一間のボットン便所に住むなど妥協を余儀なくされます。
仕事の打ち合わせや商談、ノマドワーカーだとしたら、一杯200円の大衆カフェではなく、ホテルのラウンジや高級カフェなどとういった選択肢も増えます。
サービス
金銭的に余裕があれば、一流のサービスも受けることができます。
ファストフード店など簡易的でスピーディなサービスを提供しているお店には、ホスピタリティは期待できません。
コンシェルジュのようなサービスを受けたいと思ったら、プラスのサービス料が30〜40%かかります。
時間・信用
時間をお金で買うことは可能です。
東京の私の家でいうと、六本木まで車で15分前後です。しかし、電車でいく場合、乗り継ぎなどを含めると30分かかります。
金銭的余裕があれば、タクシーを使うなどで、移動時間を最小に抑える選択肢が増えます。
お金は取り返せますが、時間は過ぎてしまったら戻りません。
時間の価値を認識している人ほど、安さと引き換えに時間を犠牲にすることは選びません。時間を買うための、お金も惜しみません。
人間関係
金銭的に余裕がない状態だと、人間関係が悪くなったりします。
夫婦喧嘩が増えたり、最悪、離婚にもなりかねません。
経営者なら、雇用者に対して妥当な還元をしていないなどで、トラブルも起きがちです。
お金で人間関係が壊れることはかなり多いです。
思い出など幸福感情・有益な情報・不安の解消
幸せな体験や感情は、お金で手にできます。
豪華で高級でなくても、大好きな人とならどこでも幸せで楽しいかもしれません。
しかし、大好きな人だからこそ、もっと幸福を一緒に感じたいとも思います。
それを叶えるために、お金は必要です。
いつも海外旅行はエコノミークラス。充分幸せだけど、ビジネスクラスになったらもっと幸せを感じるでしょう。
未来や将来に向けての経済の準備は、いわゆる「安心・安定」を買うことになります。
有益な情報や、自己投資には必ずお金がかかります。
お金がなければ、大事なものを守ることも、大切な人と思い出を作ることもできません。
お金に影響されずに幸せを感じられる心が大切

お金があっても幸せではない人たち
桁違いのお金持ちは、不幸感が強いです。口癖は「お金があっても幸せではない」です。
そういうお金があっても幸せではない人は、幸せな人と何が違うのでしょうか。
お金を持った人の不幸な心理
- どうせお金に人が集まってきている
- 自分にはお金しか価値がない
- 本当の俺を理解してくれていない
- お金で何でも買えるからつまらない
幸せなお金の使い方を知らないと不幸になります。
しかも稼いだお金と同じぐらいに不幸度は上がっていきます。
これも私の体験談なんですが、1日で500万円ほど稼いだことがあります。しかしこれでしばらく働かなくていいしお金の心配しなくてもいい、ラッキーと思ったのですが現実は全く違いました。
なぜかと言うと元々私はお金に不安という感情がつきまとっているタイプです。
お金さえあれば私はその不安が払拭されると思っていたのです。 しかしお金に余裕が出れば出るほど私は不安という感情が増幅して行きました。
500万円を手にした時にあった不安感情を紹介しますね。
- 銀行に入れていてもいつか良い預金封鎖が起きるから引き出せなくなるかもしれない
- 国税局が来て没収されるかもしれない
- 持ち歩いていたら誰かひったくりにあるかもしれない
- 家に置いておいたら強盗に入られるかもしれない
考えられないかもしれませんが、こういった不安が常にありました。完全な被害妄想ではありますが疑心暗鬼になってしまいとても幸せではありませんでした。
何よりもそのお金を自分の為だけに使うということをしていたので全く幸せではありませんでした。
しかし私がお金を全部出すから遊ぼうよという風に誘うのも違うし、結局お金で人が寄ってくるのかと思ったら、それはそれで不幸だなと思い結局お金を持っていることが嫌になってしまいました。
そのお金は結局元彼に横領されてしまい一気に無くなってしまったのですが、やはりお金が解決するのではなく自分の心の状態が問題なのが影響するのだな、ということがよくわかった出来事でした。
幸せなお金の使い方が身についていない人たちは、こういった不幸や虚無感また心配不安などを常に抱いています。
私は何故か桁違いのお金持ちと仲良くなることがあり、誰でもが知っているような有名な経営者なども友達だったりします。
東京という場所柄もあるとはいえ、お金を稼げば稼ぐほど不幸そうな人がたくさんいました。
日本は、先進国(GDPのランキングは世界で3位)と言われているけれども幸福度が低いことで有名です。
お金で解決しているので、虚しさがあるのでしょうね。
- 稼いでも満たされない
- 女とやるしかない
- 金で解決するから頭が悪い
- 金で解決するから金かよ、ってなる
- 脳みそ腐る
何かがないから不安。不幸と思うのではなく、どんな時でも幸福を感じられる状態を作ることが必要です。
お金が人間を堕落させるのではない。儲ける為だけに儲け、貯める為だけに貯めようとすることが人間を堕落させるのである。
アンドリュー・カーネギー(米国の実業家、鉄鋼王 / 1835~1919)
Wikipedia
日本人特有ですが、お金と幸せを結びつけている人が多いかな、と思います。
お金は幸せになるためのツールです。なくてはならないけれども、お金があるから幸せなのではありません。
幸福感情を感じるのは、自分に使ったときではなく、誰かのために使ったときです。
まずは、どんな状態でも幸せをかんじられる心を持たないと、お金に困らないほど入ってきても結局、幸せではありません。
- お金があっても、使う場所がないと不幸
- お金でひとは釣れるけど満たされない
- お金で繋がってるとやがて縁は切れる
- 満たされないので高級品を買ってみたが、罪悪感しか残らなかった
- しかもすぐに不要になった
- いらないし使わないし、なんのためにお金を使ったんだろうと思った
- また、お金を受け取る心の器ができていないと、入ってきても全て流れていく
お金で幸せになりたいのなら、受け取る器を作るべきです。
おしてお金の正体を理解しましょう。
それにはまず、でっかく稼いで、でっかく損して、でっかく痛い目をみるべきです。
お金の正体は儲けて失わないと見えてきません。そこから全てが始まります。