【社会養護】子どもへの関わり方のポイントは3つ【当事者視点】

子どもの教育や福祉の現場に携わる方。心のケアを施される心理の方。

さまざまな形で子どもたちに関わるみなさま。ご自身が、今やられているご活動が「正しいのか」と悩んでおられる方、たくさんいらっしゃることかと思います。

児童養護施設で生活をし、社会に出て、大人として様々な体験をしたときに、初めてわたしは、児童養護施設の職員さんに感謝をすることができました。

また、子どもの頃にはわからなかった「できること、してあげられることへの限界」があるということを知りました。

当時はわからなかったけど、今では感謝することがたくさんあります。

時間がかかっても、子どもには想いが伝わります。真摯に向き合ってくれていることは全て伝わっているのです。

今できるベストを尽くして、関わり続けてあげてください。

大切なことは「正解探しをしない」です。

【必読!】子どもへの関わり方のポイントは3つ

  1. 正解探しをしない
  2. ベストを尽くして関わる
  3. できることに集中する

正解探しをしない

多くの人が、「このままでいいのか」と悩みますが、正解は一生わかりません。生きているうちにわかったのなら、それは奇跡です。

心理士や社会養護に関わる人はハウツーに執着しすぎています。ハウツーや教科書で習ったことはいったん忘れ、「誰のため、何のためにそれをするのか」を明確にしましょう。

ここがぶれるから、迷うのです。

「何が正解か」を追求しても、正解はありません。確実なマニュアルが存在するわけではなく、やれることを毎日やり続けるしかありません。

正しさの追求をしても、答えは出ず、自信の心を消耗させるので、あまり考えないほうがいいでしょう。

結果がわかったときに、後から「こうしておけばよかった」と正解を導くのは簡単です。

正解にとらわれないようにしましょう。

ベストを尽くして関わる

最善を尽くしましょう。

時代背景や、自分の経験や年齢、体験などで、そのときの「ベスト」は常に変わります。

子どものときにはわからなかったことが大人になったときに、ベストを尽くしてくれていたことがわかるようになりました。

私の例でいうと、私が不登校になったときに職員が敵にしか見えませんでした。

しかし、大人になってわかったのは、当時、本を読んで不登校の子どもの心のケアについて学び、悩んでくれていたことがわかったのです。

高校進学に影響することを心配して、担任の先生が無理矢理学校に連れて行こうと施設まで乗り込んできたことがありました。

しかし、その担任はご自身の娘さんが不登校になったことで私の気持ちを理解したようです。

このように一見、「なんでそな酷いことするの?」と思うようなことでも、動機は善です。

あなたがベストを尽くしていることはすぐには伝わりませんが、いつかきっと伝わる日がきます。期待せず、ただ、ベストを尽くし続けましょう。

できることに集中する

もし、今、やられている活動や関わりに疑問を持っていたり自信が持てないとしても、子ども達がいつか「してもらったこと」に気づくときがあるという事実を忘れないでください。

決して無駄なことはありません。自信を持って全力で関わってほしいと思います。

「全力で関わってもらった」という事実が、子どもの自信を作ります。

「今」ばかりに重点をおきすぎないうようにしましょう。長い目で見ながら関わってほしいと思います。必ず届きます。

そして、「あなたには未来がある、あなたの可能性を信じる」ということを伝え続けて欲しいです。

子どもの傷ついた心を癒すのは、安定的な関わり

私が施設で暮らしていた時は、心理のカウンセリングなどなく、規則正しい生活に重点をおいた教育でした。

今思えば、何か悪いことをして施設に入所したわけでもないのに、なぜ厳しい規則に縛られた生活を強制されなければいけなかったのか、と思いますが、当時はそれが大切と考えられていたのでしょう。

時代背景で価値観は変わっていきますので、間違いではありませんが、それでもやはり、子どもの心のケアが注目されていなかったことには驚きます。

「こころとくらし」こちらのサイトは、心理の立場が必要とされていない風潮の当時に、心理のポジションを作ってきた臨床心理士が作っているサイトです。

実際のケースと専門的な知識からみた分析が書かれています。

関わり方で人生が決まる

高校を中退してフラフラしていた16歳のときに、私の起こしたある行動で、実家のような場所である養護施設から追放されました。(当時の心情、解釈で書いています)

当時はお互いに理解し合うという姿勢ではなく、規則を破ったから排除という体制でした。

少年鑑別所に収容され、少年審判で児童自立支援施設への送致が決まり、10年間暮らした児童養護施設での生活が強制的に終わりました。

そのときに、自立支援施設に月一回の面会に毎月欠かさず来てくれた人がいます。

それが臨床心理士の大内 雅子さんでした。

「組織」の中ではできることが限られていて、結果的に私を陥れるような方法で養護施設を離れることになってしまいました。

そのような背景から、直接の担当ではなかった大内さんが毎月面会に来てくれたのです。

当時は、なぜ大内さんが毎月会いにきてくれているのか理解できませんでした。ただ、意味はわからなくても、この面会の時間だけが生きる希望だったのを覚えています。

「職員はお金もらっているから子どもに関わっている」それは事実です。

しかし、大人にもそれぞれの人生があります。

親ではないので限界はありますが、その中でできることを精一杯やってくれていることがたくさんあるのも事実です。

そういったことに気づいたのは、26才のときでした。

私のケースのように、一人の職員さんとの関わりが、大きな気づきとなりその後の人生に肯定的な変化をもたらしていくことがあります。

期待せず、今できることを精一杯のことをやっていきましょう。

わたしたちにできる支援とは何かを考える

2019年2月11日

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