小児期の逆境・トラウマ・ストレス体験が心・脳・体に与える影響

原因不明の症状や病気に悩まされる人生。どうして?
Mina
Mina

小児期の逆境、トラウマ・ストレス体験が心・脳・体に与える影響

トラウマ、逆境体験、ストレスは体が記憶します。

そういった記憶がどのように体験が体調に影響し、症状につながっていくのか、体験が体に及ぼす影響3つと、必要なケアについて3つにまとめていきます。

これを理解することで、不調の要因になっている出来事と向き合い不調を取り除くことができます。

具体的な症状

  • 原因不明の症状
  • 不定愁訴
  • 自己免疫疾患

体の不調を感じて病院で診察を受けたけれども、異常が見られないなど、原因不明の不調を抱えている人はとても多いです。現代医学だけでは解明できない不調はたくさん存在し、不定愁訴を訴える人は増加しています。不定愁訴の原因の1つに、実は過去の強烈なストレス体験が関係していることがわかってきています。

私は、幼い頃から体調を崩しやすいことを遺伝だと思い込んでいました。年齢を重ねる毎に体の不調が増えていき、病院や薬膳、中医学を勉強して試してきましたが、どれも体に合うものはありませんでした。

その中でたどり着いたのが、逆境的小児期体験というものです。過去の体験がどれだ今の体に影響しているのかを知ることが出来て、さらに支えてくれる人がいるので少しづつ乗り越えることが出来ています。

 

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そもそも逆境的小児期体験とはなにか。

主に、原因不明と言われるものが体に出ます。西洋医学では検査をしても結果は異常なしです。東洋医学の観点から見ても説明のつかないことが多くありません。医学の根拠だけでは、体を判断することは不可能です。

これらは実は脳からの異常だということがわかっています。これを「逆境的小児期体験 」と言います。

例えば、突然の裏切りがあったときに、そこに対してストレスホルモンのコレチゾールが大量に分泌されます。ストレスは、自己免疫疾患に繋がり、疲れやすい、病気しやすいなどの症状が出ます。特に大人になってからよく見られ、社会に出ることも困難になります。

不調の一例です。主に自己免疫疾患です。

幼少期のマイナス体験からくるストレス反応を簡単に、よく出やすい傾向をまとめています。

  • 自己免疫疾患(病気をしやすい、よく寝込む)
  • うつっぽい症状
  • 無気力(やる気が起きない、だるい)
  • 疲れが抜けない(起床時から疲れている、すぐ疲れる)
  • 睡眠障害(不眠、過睡眠、寝付けない、中途覚醒)
  • イライラしやすい(ヒステリック、癇癪)
  • 肩こり、首こり
  • 内臓症状(胃腸、肝臓、副腎、腎臓 副腎疲労)
  • 不安、恐怖心
  • 自律神経失調症
  • 拒絶反応(じんましん)
  • 体が弱い(インフル年2回)
  • 原因不明の便秘、腹痛、発熱
  • 一度挫折すると立ち上がれない
  • 人の目が怖くなる
  • 信じられない
  • 否定されてきているので、否定されたくないという防衛反応からのイライラ

 

これらは過去の強いストレスがかかった経験により、体がストレスに対応するためにストレスホルモンを一時的に大量に出したり、脳の伝達物質が異常に出たりすることで出る反動からの反応です。

過去に強烈な体験をしたことが原因で引き起こされます。

私の場合は虐待です。家族仲が悪く、母方の祖父は兄弟が多く、よく家族で集まっていました。しかし、集まるたびに喧嘩をしていました。詳しいことはわかりませんがf、おそらくお金の揉め事がほとんどだったと思います。

祖父は親戚が集まった日は必ず荒れて、私と弟はぶっ飛ばされます。弟は1歳くらいだったので、私は4歳前後だったと思います。ぶっ飛ばされるのというのは本当にそのままで長屋の家の端から恥までぶっ飛ばされました。

とっても痛いけど、弟が泣くから私は我慢。泣いたら余計にぶっ飛ばされるから、痛くても悲しくもとにかく我慢。そんなことを考える4歳でした。今振り返ると本当に過酷な幼少期だったと思います。

よく庭の物置小屋にも閉じ込められました。理由はわかりません。ほとんどが祖父の親戚と衝突した時の鬱憤晴らしでお仕置きされていたんだと思います。物置小屋は本当に怖くて、真っ暗で誰も迎えに来てくれない。庭を歩く音がすると誰か来たと思って開けてくれないかなと期待する。でも心の中で期待するだけです。声を出したら怒られる。もっと長い時間お仕置きされる。でも声を出しても私の味方になってくれる大人はいないから無駄だ。そんなことを考えながら、黙って待つことが最善の策と思って耐えていました。

居候していた家は大家族でした。祖父の姉と、その息子二人、そして母親と私と弟です。でも、誰も味方はいません。親戚が集まってもいつも文句を言われました。何も悪いことをしていないのに、存在するだけで嫌われて文句を言われました。

そんな体験を繰り返ししてきたことで、私は逆境に強く困難も乗り越えて、強くいきていけると思っていました。でも違いました。ただ、その時に殺した心の傷を先延ばしにしただけでした。今、私はやっと過去に向き合っています。辛かったあの日の自分を癒しています。

時間が解決するのではなく、ただ先延ばしにしただけ。問題は何も解決していませんでした。

ネガティブな経験を乗り越えても、必ずしも強くなれるわけではないことが最新の研究で判明した。それどころか、むしろその逆となるケースのほうが多い。子供の頃に繰り返し可能なストレス、喪失、困難に直結すると、大人になってからの健康状態が影響を受けるというのだ。心臓病、がん、自己免疫疾患、繊維筋痛症、うつ病などの生活が一変する病気にかかりやすくなる。それだけでなく、他人との関わり、恋愛、子育てにおけるパターンも決まってしまう。

「小児期トラウマ」p7~

 

時間はすべての傷を癒すわけではない。人にはどうしても克服できないものがある。たとえ50年の歳月が過ぎても。逆に時間は傷を覆い隠す。そして、人間は、こどものころの精神的なショックを大人になってから帰還性疾患にかえる。

こうした病気には、自己免疫疾患、心臓病、炎症性腸疾患、偏頭痛、持続性うつ障害など慢性的なものが多い。

p37~

 

小児期のトラウマが人生の脚本を書いていると言っても過言ではない


ACEを理解することによって、自己認識や人間形成のプロセス、他人を愛する理由、より良い子育ての方法、潜在能力を引き出す方法に対する考え方が大きく変化している。

この研究のおかげで、身体的苦痛も精神的苦痛も人間の免疫システムの複雑な働きに起因する頃が明らかになった。免疫システムは体の働きを生業するコントロールセンターの役割を果たしている。

幼少期に受ける、脳の刺激がこのオペレーティングシステムに対して生涯に渡るプログラムを作成し、体も脳も心も全て支配する。子どもの頃の環境によって脚本が書かれ、人生はその通りに展開するわけだ。

p50

 

生い立ちが身体を作る

生い立ちが身体をつくる

健全なストレス反応では、体はストレスに対してすばやく正確に反応する。ストレスの多い出来事が終わると、闘争・逃走反応は収まる。体内システムが回復し、正常な状態に戻る。つまり、ストレスのサイクルを一周して元の位置に戻ったことになる。

感情は体と深く結びついている。その証拠に、私たちは日ごろ、「胃が締め付けられるよう」「胸が詰まる」と感じたり、身近な人や同僚を「頭痛の種」と見なしたりする。

精神的なストレスと身体の炎症には大きな関係がある。怒り、不安、心配、懸念、後悔、悲しみ、喪失感といったストレスの多い感情を抱くと、HPA軸からコレチゾールや炎症反応サイトカインというストレスホルモンが分泌され、その結果、炎症が起こるのだ。

HPA軸とは・・・視床下部、下垂体、副腎

ストレスの多い感情→HPAからコレチゾール、炎症性サイトカイン(ストレスホルモン)が分泌され、炎症がおこる

 

慢性的なストレスが体に及ぼす影響

慢性的なストレスの結果、組織は少しづつゆっくりと損傷を受ける。体内システムが繰り返し過度の刺激を与えられると、ストレスに対する反応が鈍り始める。

本来ストレス反応というのは大きなストレス要因に反応し、防御態勢をとり、体をリラックスさせてただちに元の状態に戻すものだ。問題は、多くの慢性的なストレスを感じると、ストレス反応が止まらなくなってしまうことだ。つまり、ストレスのサイクルが永久に回り続ける。元の状態には回復せず、つねとストレス反応のスイッチが軽く入った状態となり、少量の炎症物質がたえず生産されることになる。

簡単にいうと、慢性的なストレスによってストレスホルモンのバランスが乱れ、炎症の原因となるのだ、炎症とは、すなわちさまざまな炎症や病気を意味する。

ストレスホルモンには免疫機能や炎症プロセスを調整する働きがある。それゆえ、慢性的なストレスを抱えた人と高レベルの炎症や病気は深く関係しているのだ。

「ストレスホルモンの海に溺れると、ストレス要因そのものよりもストレス反応によってダメージをうける」ロバート・サポルスキー教授 

p58

  • その不調は怠けではない
  • 問診票や質問するだけのメンタルケアは必要ない
  • 一生の覚悟でケアをしていくこと
  • 職員、大人に教育が必要

 

  • 常に体がこわばっている無意識
  • 人に会うと疲れる、傷つけられないように脳が過活動している
  • 脳のシステム
  • 右脳左脳
  • 成功哲学だけではむり
  • 生い立ちが影響する脳科学を理解し、支えあっていく必要性

 

まとめ

対策としては一人で抱え込まないことが鍵になります。

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