
一年後・・・・

これは実際に私が体験した、主婦または何不自由もなく強い目的も特にない人たちと起業し、失敗した体験です。結論から言うと、私は情に流され曖昧なまま物事を進め、最終的には都合よく振り回されたことになりました。
今回は、キラキラ主婦起業家に要注意!仕事を組んではいけない人を見分けるコツを解説していきます。
主婦の暇つぶし起業に気をつけろ!3つの判断すべきポイント
ビジネスの成功も失敗も誰と組むかで決まります。つまり、何をするかよりも、誰とパートナーシップを組むかが重要です。
今回は、主婦の起業家編でまとめました。組む前に見極める判断ポイントを4つにまとめて紹介していきます。
- お金の管理をしているか
- 協力者に依頼することと依存を履き違えていないか
- 夢を語るだけでなく行動しているかどうか
1. 金銭管理能力をみる(お金の管理をしているか)
ここ、かなり重要です。ビジネスパートナーはお金に直結しますので、ここの価値観がすり合っていないと、のちにトラブルを引き起こします。金銭管理能力を判断するポイントは以下の二つです。
- ①夫(家)と財布を分けて事業に取り組んでいるか
- ②家計簿をつけたり、修士の把握・お金の管理をしているか
①夫(家)と財布を分けて事業に取り組んでいるか
夫の稼ぎを充てて事業をしている「事業もどき」に要注意です。
夫と自身の事業の財布はきちんと分けている人もいますが、「夫のお金は私のもの」というジャイアンタイプの主婦は危険です。家計と自身のビジネスを区別化できていない人とは組んではいけません。
「主婦は金銭管理がしっかりしている」と言うのは、ただの先入観です。実際に私が遭遇した主婦起業家は、家計のやりくりは全て夫に任せていました。
起業家と名乗っているのに平気で、「私、家のお金のこと知らないの〜全部夫がやっているから〜どんぶり勘定なの♡うふふ」と言っていました。まともな人が聞けばわかりますが、これはつまり「私経営なんてできな〜いするつもりもな〜い♡」と言っているのと同じです。
実際に自身のビジネスで作ったお金ではなく、必要経費は夫のお金やカードで支払いをしていました。ときには同じビジネス仲間から売上に足りない分を補填して(買い込んで)もらい、それを自分のあげた売上として計上していました。まるでキャバ嬢です。
もちろん、買い込んでもらった分のお金を返すなんてことはありません。当たり前ですが、このような人と組めばどうなるかは容易に想像できますよね。
②家計簿をつけ、収支の把握・お金の管理をしているか
- 毎月の収支を知らない
- 夫がお金の管理をしている
- 夫のカードを使う
- 夫に買ってもらう
上記のように、夫依存が強い傾向にある人とは組んではいけません。このようなタイプは、ビジネスパートナーに対しても金銭的にだらしがないので、トラブルに発展する可能性が高いです。
そもそも夫依存が高い人は、本気で起業をしたいと思っていません。退屈な日常を刺激的にしたいただの暇つぶし起業の可能性がかなり高いです。
収支を管理・把握していないと言うことは、自分の会社のお金に関しても同じような管理をしますので信用できません。どんぶり勘定なんて論外です。お金の関わることに関してはシビアに見ましょう。
「家計簿をつけて、お金の心配をしなくても不自由なく暮らせる私は恵まれている」と言う自慢アピールの可能性も高いです。あまり関わっていいことはないので、たまにキラキラランチをする程度にしておきましょう。
2. 協力者に依頼することと、依存を履き違えていないか
協力し合うというのは、「長所を生かし短所はフォローし合う」ことです。
あなたにとっての短所を、それが得意な人に補ってもらうこと
あなた一人では解決できないことでも、周囲に力を貸してもらい問題解決を行うことや目標達成をすること
しかし協力という建前を使った、ただの依存の場合があります。自分では何もせずに、人にしてもらうばかりの人です。通称くれくれ君です。
例えば、「今月は1人、10記事書きましょう」と全員で目標を立てたとします。
一ヶ月後・・・
くれくれ君
「Minaちゃんこんなに書いたのー?すごい!私は子どもたちのことが忙しくて(何らかしらのやらなかった言い訳)できなかったからMinaちゃんが書いた記事、私のサイトに使わせて〜」
このように、人の努力を自分のもののように扱ってきます。これでは、こちらが消耗するばかりです。やればやるほど、くれくれ君が搾取していきます。協力し合うのではなく、くれくれ君のためにただ働きしているようなものです。
チームや仲間、ビジネスパートナーとなると、仕事をする人としない人の差が開き、そこで不平等が発生します。特に契約書などを結んでいないパートナーシップは危険です。
それぞれの役割を明確にし、仕事を振り分けられる適材適所ができる人と組みましょう。不思議なもので、適材適所ができない人ほど自分がトップに立ち、仕切りたがる傾向にあります。
女性や主婦は特に、「私にはできないことをやってもらっただけだ。力を貸してもらえるのも能力だ」などと言い出しますので、注意が必要です。もし、どうしても組みたい、組まなければいけない理由がある場合は契約書を結びトラブル発生のリスクヘッジをしましょう。
3.夢を語るだけでなく、行動しているか
女性は右脳が発達しており感情的、感性型の生き物です。そのため、想像することには長けています。おしゃべりも大好きです。しかし大事なのは「何を言っているかではなく、何をしているか」です。
夢や希望を聞くと応援したくなりますよね。しかし、話を鵜呑みにして力を貸してしまうことはリスクが高いです。女性は感情に訴えることが得意なので、ヴィジョンエンロールはとても素晴らしいです。
行動は特にしていない(するつもりもない)けど、理想はそれらしく語ることができます。大事なのは夢語りではありません。騙されないようにしましょう。
最もらしいことを最もらしくスピーチする人には要注意です。スピーチに惑わされ、信用してしまうと「こんなはずじゃなかった」となります。見分ける方法はたった一つ。行動の有無です。
理想や夢などの願望を語るが、それに向かった行動や計画は特にない→❌
特に夢は語らないが、具体的に目標を設定しそこに向かって黙々と行動している→⭕️
私が、主婦と社団法人の理事を務めていたときに実際によくあった話をします。
「会議」と銘打った中身はただの飲み会がよく開かれました。コミュニケーションや会議というのは馬鹿騒ぎをしたいだけの口実でしたので、当たり前ですが議事録もとりません。翌日には何を話したかも忘れ、会議で決定したやるべきことも実行されることはありませんでした。
私が個人的にまとめた議事録を元に、「これについてはいつからやりますか?」と質問してもスルー。「そんなこと言ったっけ〜?」なんて日常茶飯事です。
このようなことが約一年続き、耐えかねて社団の脱退を申し出ます。すると、「勝手に抜けて責任がない。謝罪すべき」と詰め寄られます。
会議で決めたこともやらず、仕事の意識の違いにうんざりしていることを伝えると、「自立してるもの同士なんだから勝手に行動すればよかっただけの話。自己責任だ。こちらに押し付けるな」と返ってくる始末。
もはや何のためのパートナーシップだったかもわかりません。自身の部が悪くなると自己責任という言葉を使うのが特徴です。そのくせ、自分が仕事しなかった分は他人に補填させて当たり前、パートナーは協力し合うものと開き直ってしまう、なかなかあくどい主婦でした。
トラブルはただ消耗するだけです。このようなことに時間もエネルギーも割かなくていいように、常に相手が「どんな行動をしているか」を見ましょう。
まとめ
趣味やお遊び感覚で起業などと言っている人がとても多い世の中になりました。
「やる」といっても、「どこまで本気でやるのか」を見極めないといけません。その本気度で、取り組み方の次元が異なります。
- 諦めきれない強い願望がある
- 脱サラして安定した給料がなくなったが家族を養わなければいけないなどの責任がある
このような場合は死ぬ気で取り組みます。しかしそのような背景がない人の起業は、暇つぶしの傾向が強いので、お金に困っていなくても何もどうしてもその仕事をやりたいのか。ここの見極めが重要です。