コミュニケーションのコツは、「理解に努める」です。
多くの人が、「何を言ったか」の重点を置きがちですが、大事なのは「何が伝わったか」です。
そして、「どれだけ多くの話をしたか」ではなく「どれだけ理解に努めたか」で、信頼関係が作られます。
コミュニケーションのコツは、とにかく傾聴し、相手を理解することです。
これさえ身につけば、あなたは信頼され、良好な人間関係が築けるでしょう。
まずは、あなたが相手を理解する習慣を身につけましょう。
コミュニケーション術:初級編

コミュニケーションの3つのルールを紹介いしますね。
- 理解につとめる
- 傾聴する(8割)
- 質問する(2割)
理解につとめる
人は「理解されたい」という生き物ですが、同時に、「理解したい」という思いも持っています。
心から相手を理解したいという思いをもち、それが相手に関わることが大事です。
営業で、「何か売りつけてやろう」という思いが1ミリでもあると、それは相手に伝わってしまいます。
コツは、心のそこから「理解したい」と思うことです。
人は、理解してもらえないと思ったら、心のシャッターをおろします。
まずは、「あなたを理解したい」という心構えを持って接しましょう。
傾聴に努める(8割)
コツは、「感情移入して傾聴する」です。
スキルではなく、本心で興味を持って傾聴がコツです。
聞いてる風のスキルはすぐにバレますので、不信感を抱きます。
信頼される傾聴の条件は3つです。
- 目をみて真剣にきく
- 興味を持ってきく
- 共感してきく
上記の3つを意識して傾聴しましょう。
(例)子どもが「今日ドラえもんの映画を見てきた」と言います。
良い傾聴→「どんなお話だったの?」「どんな風に楽しかったの?」「ドラえもんはどうなったの?」
このように、話をさらに深掘りしていきます。
「興味を持って聞く」ということは、このようなことです。
一方で、信頼されない傾聴です。
例は先ほどと同じ「ドラえもん見てきた」です。
(ダメな傾聴)「そっか〜。ドラえもん見たんだ〜。」終わり
上記は、興味を持っていない場合の傾聴です。
感情移入して、共感して傾聴することは、誠意ある態度を示すことになります。
質問する(2割)
会話のなかで、相手が話すときは質問に徹しましょう。
コツは、目的に向かって質問です。
例)
Yくん「そろそろ労働し続けるにもリスクがあるかも・・家族との時間も取りたいし・パソコン一台で稼げる仕事見つけたいな」
375「パソコンで稼ぐためのノウハウ教えてくれるセミナーあるよ〜」
Yくん「行きたい!やっぱり、働き方変えないといけないよね〜ありがとう!詳細ください!」
Yくん「やっぱり銀座は遠いし、日程も合わないからいつか行くよ・・奥さんにも相談しなきゃいけないし・・」
目的に向かって質問する場合→「誰のため、何のために働き方を変えたいと思ったの?時間もお金も自由になって家族との時間を取るためではないの?」
NGパターン「そっかぁ。遠いし奥さんの許可取れない、休みも取れないんじゃ仕方ないね!」
難易度が少し高いですが、相手の目的に向かって質問をしましょう。
「目的に戻って会話をする」これだけで、双方のためにも良いコミュニケーションが取ることができます。
コミュニケーション術:中上級編

難易度が少し上がります。ここでもコミュにエケーション術を3つ紹介しますね。
- スペースを置く
- どんな意図か目的か背景かを想像する
- 言葉のままに受け取るのではなく、その発言がどこからきているのかに気を配る
スペースを置く
✅スペースを置く=いったん止まる
(例)「ブス」と言われたときの反応
①うるせーおめーのがブスだと言い返す
②そっか私はブスなんだと落ち込む
③無反応、無関心
それぞれの反応がありますよね。
スペースは、「プラスかマイナスを判断する前に、いったん止まる」ことです。
ブスと言われて、ムカついたり落ち込んでしまうなどの反応は、「ブス」という言葉を受け入れてしまっている証拠です。
スペースを置くと、言葉をそのまま受け取る前に、いったん止まる時間があるので、いちいち相手の言葉にイラついたりしません。
また、早とちりや、勝手な思い込みで相手を「こうだ」と決めつけることがなくなるので、常に「スペース」を持ってコミュニケーションをとると良いですよ。
スペースがない人は、すぐに言い返したり、決めつける傾向にあります。このような人を「反応的」と言います。
スペースをとることで、無駄な争いやストレスが減るので、習慣化しましょう。
自由意思によって、判断する
意図、目的、背景を想像する
1つ前に「ブス!」と言われたら、反応をする前にスペースを置くことと書きました。
スペースを置いている間にやること→意図、目的、背景を想像しましょう。
このとき重要なのは、「良心に沿って、想像し、新しい行動を生み出すように」することです。
例えば
「ブスってどういう目的で言ったのかな」
→「嫌なこと、辛いことでもあったのかな」「愛情の裏返しかな。私のこと好きなのかな」
こう言った感じで、相手の言葉の意図、目的をイメージしてみましょう。
そして「なぜ、ブスと言ったの?」と、素直に相手に聞きましょう。
事実確認が大事
「ブス」と言われて、何のために言われたのかわからないけど「ムカつくコイツ嫌い」と思う前に、なぜその言葉を発っしたのか、事実確認を常にしましょう。
スペースがある人は、言葉をそのまま受け取るのではなく、意図や目的、背景を理解しようとします。
スペースを置くのは自分のためでもあるしl、 相手との会話をスムーズに進めるために有効的な手段です。
まとめ
スタンダード編
- 理解につとめる
- 傾聴する(8割)
- 質問する(2割)
高度編
- スペースを置く
- どんな意図か目的か背景かを想像する
- 言葉のままに受け取るのではなく、その発言がどこからきているのかに気を配る
上記を習慣化すると、コミュニケーションの達人になれます。
初級編、高度編を習得しましょう。